獣医師・獣医学生の方へ

これから働く動物病院に求めるものは何でしょうか?

 治療方針、診療レベル、症例数、待遇、人間関係、etc…
 求めるものや譲れないものはそれぞれ違うと思います。
 獣医師としてやりがいをもって仕事ができる病院に巡り合えれば、これ以上ないことでしょう。
 皆様が働きたいと思う病院の選択肢のひとつに当院が入っていれば幸いです。

現在のまつおか動物病院

 現在、当院の獣医師は6名おり、1日に出勤している獣医師は4〜5人です。
当院の1日の来院件数は、外来が約70〜80件、手術が3〜4件で、この症例数を獣医師4〜5人で診るので一人あたり1日20件の症例に出会います。
ただ、この中にはワクチンなどの予防が含まれるので病気は1日10件前後です。

 そうすると1ヵ月に200件、1年間に2400件の症例を診ることになります。
さらに、診療終了後に全員でその日の症例検討を行うので、他の獣医師が診た症例の勉強もできるので、 1人で診ているのと比べると、その経験値は4倍、5倍にもなります。

獣医師としての勉強

 獣医師である限り、日進月歩で進歩していく獣医療についてい行くために日々の勉強が欠かせません。
当院では、複数の獣医療雑誌を定期購読し、最新の獣医学書を購入しているので、常に最新の情報を得ることができます。 また、獣医師それぞれが興味のある分野への学術セミナーや学会に参加して知識と技術の向上につとめています。

 さらに、泉州小動物臨床研究会と称して、月に1度地域の動物病院の獣医師が集まり、大阪府立大学にて症例検討会やセミナーをおこなっています。 当院もその研究会に毎月参加しています。
 セミナー代は支給されるので、お金がない1年めからでも積極的に参加してください。 そこで得た知識を日々の診療に生かし、全員と共有する事で病院全体としてレベルアップできるとうれしいです。

 当院では、勉強したくても日々の診療に忙殺されてできない、という状況を避けたいと考えています。 そして、気力体力を充分に回復して診療に当たってもらうためにも、週休2日は確実にとってもらうようにしています。 また、安心して勤務してもらえるように各種保険も完備しています。詳しくは募集要項をご覧ください。

新卒獣医師への卒後教育

 当院では、新卒獣医師に対し、OJT(オン・ジョブ・トレーニング)による教育を行っています。 院長をはじめ、先輩獣医師の指導の下、業務を行いながら知識と技術を身に就けていただきます。

 一般診療に必要な検査機器や治療機器がそろっていますので、それらに関する技術を獲得する事も可能です。 また、当院は一時診療施設ではありますが、二次診療を受ける前にでき得る限りの検査、治療をして、動物と飼い主の負担を減らして あげたいとの考えから、最新の機器、治療の導入を積極的に行っています。新しく働いていただく先生ににも、ぜひこれらの機器を活用して、診断に役立てていただきたいと思います。

治療方針

 ここまで読んでいただいてわかるように、当院は常に上のレベルの治療を提供する事を目標としています。 しかし、どんなにいい治療でも飼い主に納得していただかなくては、満足は得られません。無理に検査や治療を押し付けるのではなく しっかりと話し合った上で、飼い主の希望する治療をすることが大切です。 そのためには人と人との対話が重要になってきます。 獣医師には社会人としてまっとうなコミュニケーションができる能力が求められます。

人間関係

 どんな職場でもそうですが、仕事をする上でもっとも重要になるのが人間関係だと個人的には思っています。 いくら待遇や施設に恵まれていても、人間関係に難があれば長く働くのは難しいでしょう。個人と個人の問題なので合う合わないはどうしても 出てくると思います。自分がその病院で長くやっていけるかどうか、外から見てわかる事もあるでしょうし、中に入ってみてわかる事もあるでしょう。 こればかりはウェブ上ではお伝えできないので、何度か見学にきて自分の目と耳で確かめていただきたいと思います。

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